
最近、身近にいる二人のことを見ていて、考えることがありました。
一人は「できる人」として評価され、もう一人は特別に能力が低いわけではないのに、比べられて「足りない」と言われてしまう。さらに、その人について陰でいろいろ言われているのを耳にしました。ちなみに子供のことではないです!
もちろん、より良いものを目指して質を高めていくことは大切なこと。でも、それってすごく難しいことでもありますよね。特に忙しくなると、もともと得意な人はどんどんこなせるけれど、そうでない人はどうしても遅れがちになってしまう。でも、それって「サボっている」わけじゃなくて、ただ時間がかかるだけのこともあるはず。
だからこそ、もう少し「待つ余裕」があってもいいんじゃないかなと思います。もし、それを待てずに文句ばかり言う人がいるなら、無理に付き合う必要はないのかもしれません。
もちろん、最低限のラインを決めることは大事。でも、そのラインにどうやって到達するかは人それぞれ。無理やり引き上げようとすると、かえってお互いの関係が悪くなってしまうこともあるし、その人自身が「頑張ろう」と思えるタイミングも違うもの。
今はあまり言うべきことではないかもしれないけれど、自分が関わる人たち、そして自分の周りにいる人たちには、お互いを尊重し、待つことができる人であってほしい。そして、自分自身もそういう人でありたいなと思います。
人の成長をサポートする立場として、このスタンスを大切にしていきたい。
陰口や、誰かの人格を否定するような社会ではなく、「お互いの成長を温かく見守れる社会」になったらいいなと願っています。