筋肉の力を引き出す!運動単位動員のメカニズム

運動単位とは、1つの運動ニューロンとそれに支配される筋線維群のことを指します

骨格筋の収縮を引き起こす最小の単位と言われています。

運動単位の動員の増加は、筋力トレーニングやその他の筋肉活動において筋力を高めるための重要な神経適応の一つです。運動単位を理解することでどうして筋力が向上するのかを理解しましょう!

①運動単位は、運動ニューロンと筋線維の2つの主要な構成要素からなります

  1. 運動ニューロン:中枢神経系(脳や脊髄)から筋肉への信号を伝える神経細
    胞。
  2. 筋線維:運動ニューロンによって支配される筋肉の
    細胞

②運動単位動員増加のメカニズム

小型運動単位(遅筋線維):耐久性が高く、持久力のある筋線維を支配します。小さい力で長時間の活動します

大型運動単位(速筋線維):高強度で短時間の活動に適した筋線維を支配します。大きな力を発揮しますが、疲労しやすいです。

③サイズの原則

筋力トレーニングにおいて、運動単位はまず小型運動単位が動員され、その後に徐々に大型運動単位が動員されるという原則です。

  • 低強度の活動:小型運動単位が主に動員されます。
  • 高強度の活動:大型運動単位が追加で動員されます。

④動員閾値の低下

筋力トレーニングにより、動員値の低下します

特定の運動単位が活性化されるために必要な刺激の強さ(値)が低下します。繊細な力も出せます

⑤同期化の向上

異なる運動単位が同時に発火しやすくなり、より協調的に筋収縮が行われます。これにより、発揮されるカが増加します。

たくさんの筋繊維が活動!より強い力になります

⑥発火頻度の増加

運動ニューロンの発火頻度が増加することで、筋線維の収縮力が増大します。

運動繰り返すとだんだん力が入ってきます

⑦抑制の減少

筋活動を抑制する神経機構(例えばゴルジ腱器官からの抑制信号)が弱まり、より強い筋収縮が可能になります。

まとめ

運動単位の動員の増加は、筋力トレーニングにおける初期の神経適応の重要な側面です。

より多くの運動単位を動員し、効率的に同期化することで、筋力が増加します。これにより、トレーニングを続けることで筋肉の力が向上し、筋肥大も促進されます。

正しい姿勢を心掛ける事、一緒にやっていきましょうね

最後まで読んで頂きありがとうございました😊

整体・ピラティススタジオ personal body 桑原