膝痛なく自由に歩きたい
当たり前に歩いていた時は気にも留めない悩みです。
歩くたびに膝に感じる微かな衝撃が辛く感じる、、、
そのような時に自由に歩くための鍵は何でしょうか?
それは、大腿四頭筋の内側広筋が膝関節の衝撃を巧みに吸収する能力にあります。
この筋肉がどのように働き、変形性膝関節症の
患者にどのような影響を及ぼすのか、
そのメカニズムについて深く探ってみましょう。
①内側広筋の重要性と遠心性収縮:
歩行時、IC(初期接地)からLR(荷重応答期)において、大腿四頭筋が働くことが重要
特に内側広筋は膝関節の安定性に寄与し、膝の最終伸展域で重要な役割を果たす。
つまり足を着いた瞬間膝の前の筋肉が重要ということ
②膝関節の炎症と筋力低下
膝関節の炎症が内側広筋に生じると、関節内の腫張に伴い反射性筋萎縮が起こる
反射性筋委縮は神経の働きで筋力が低下するため、この状態でトレーニングをするのは難しい
つまり腫れてたら筋トレできないということ
③膝OA患者の筋収縮形態
膝関節症(OA)患者は、遠心性収縮の低下が特に著しい。
筋の収縮形態を考慮する際、筋線維タイプ(type IとtypeI1) を理解することが重要。
伸びながら力を入れている状態を鍛えなければ行けないと言うこと
④健常者と膝OA患者の筋活動の違
健常者では、ICからLRの0~15%において内側広筋の発火頻度(HTR)が増加し、活動量(%IEMG)が減少。
重度膝OA患者は1歩行周期で高い筋活動量が求められる。
重症はまず余計な力を抜くことから!
⑤筋線維タイプの特性と歩行
type l線維は持久系で低周波帯、
type lI線維は瞬発系で高周波帯を反映
ICからLRの約0.12秒の間に、大腿四頭筋の遠心性収縮でいかに多くのtype |線維を動員できるかが鍵となる。
瞬発的な力が入りにくくなるということ
⑥アプローチ
軽度OA患者には筋の収縮形態を重視したリハビリが有効。
重度OA患者にはまず筋活動量の調整を行い、その後収縮形態に焦点を当てる必要があります
まとめ
歩行時の衝撃吸収には特に遠心性収縮が膝の安定性を支えます。膝OA患者はこの機能が低下しやすく、また重症になると活動量の調整が必要です。
筋線維タイプの特性を理解して、普段のエクササイズに反映する事が大切です!
正しい姿勢を心掛ける事、一緒にやっていきましょうね
最後までお読みいただきありがとうございました😊
整体・ピラティススタジオ personal body 桑原