ヒトの進化と肩の役割変化

肩や上腕の健康は、日常生活やスポーツ、仕事のパフォーマンスに大きな影響を与えます。しかし、私たちの体は進化の過程で劇的な変化を遂げており、それが肩や上腕の役割にも影響を与えていることをご存知でしょうか?驚くべきヒトの進化と肩・上腕の変化を理解することで、肩関節や上肢の健康を守り、障害を予防する方法が見えてきます。日常生活に役立つ情報や、知っておくべき重要なポイントを解説します!

  1. 四つ這い歩行から二足歩行への進化
    ヒトが四つ這い歩行から二足歩行へと進化したことで、上肢の役割が変化しました。四つ這い歩行の際、上肢は推進力を生み出す主要な役割を担っていました。しかし、二足歩行になったことで、上腕骨が肩甲骨に吊り下げられるようになり、上腕骨の挙上位を保持するために重力に抗する筋力や安定させる力が必要になりました。
  2. 筋肉の進化と障害のリスク
    進化の過程で棘上筋や三角筋などの筋肉が新たに進化しましたが、これらの筋肉は進化後期に発生したため、障害を受けやすくなっています。四つ這い歩行から二足歩行への移行により、棘上筋のような筋肉が重要な役割を果たすようになりました。しかし、これらの筋肉が障害を受けやすいのは進化の過程において必然的な結果と言えます。
  3. 神経の走行と肩の障害
    二足歩行への進化に伴い、神経の走行も変化しました。四つ這い歩行の際は神経がまっすぐに走行していたため、動作時にストレスが生じにくかったのですが、二足歩行になると神経が身体の腹側から背側へと回旋を伴って走行するようになりました。この変化により、肩甲上神経や腋窩神経などの神経に引っ張りや圧迫がかかりやすくなり、挙上位での回旋動作時に障害が生じやすくなりました。

ヒトの進化の過程で上肢や肩関節の役割や構造が変化してきました。そのため、肩や上肢の障害を予防・治療する際には、この進化の過程を理解し、適切な診療や治療を行うことが重要です。吾人でも今回の問題から意識できることはたくさんあるかと思います。もしお困りの際はご相談ください。

正しい姿勢を心掛ける事、一緒にやっていきましょうね

最後までご覧いただきありがとうございました(^^)/

整体ピラティススタジオPersonalbody 桑原紘平